2015.12

休暇にはみんな北の海にある、ヤシの木が生えて、バナナもある、それは絵に描いたようなちいさな島に遊びにいくのです。休暇行ってきますといえば、みんなその島に行くようでした。ただそこに行くためには、それはそれはちいさな島の漁港の先端から深夜0:23ちょうどに出航するちいさな漁船で向かわ...

夕方の河川敷。知らない人たちと、ずぅーっと一列に並んで、夕焼けを浴びながら、みんなラジオ体操を真剣におこなっている。それはあまりにもカッコよくって、ただ、ボクはその中に、エビがいることに気がついて、なぜかエビも照りがよくカッコよく見えてしまって、それがすごく怖かった。口の中で干し...

山の高台の崖付近から下を眺めると、底まで見えるくらい透明度の高い色をあまり感じない海が見える。高台から海まではかなりの距離があるのだが、どうやらボクはそこで釣りをするようで、さっそく仕掛けを投げると、わりと簡単に海に投げることができた。リズムよく糸を巻いていくと、なんとすぐにヒッ...

山の奥、川のほとりに一軒だけ家が建っています。どうやらボクの家のようで、赤とベージュの格子模様の屋根で、ニョーンと縦に長く、少しネジってある壁は、まるでイチゴソースがかかったソフトクリームのよう。庭には、丸い木のテーブルと切り株の椅子が16個。ちょうど朝ごはんの時間で、きょうはク...

その四角い世界は一周するのが簡単で、一辺が500メートルくらいだろうか。真ん中は大きな海。その周辺は砂浜で、その周りに一本の道があるだけです。ただその周りには、たくさんのお家がありました。それはもう色とりどりで、形も変わっていて、細長いゴボウのような家や、屋根がない家、宝石のよう...

夜、知ってるような知らないような人たちとあまり知らない土地での野球の試合のあと、何の話をしていたのか分からないが、チームメートと話がやけに盛り上がって、気がつけば終電前。00:40ごろ。ギリギリ間に合いそうな気がして、部室へ走り、荷物カバンだけを持って、着てきた服はひとまず置いて...